岸辺の旅が映画化!原作小説のあらすじネタバレ感想!結末どうなる?

湯本香樹実さん原作の『岸辺の旅』が深津絵里さんと浅野忠信さんが夫婦役として映画化されましたが、

その作品がカンヌ映画祭で、「ある視点」部門の監督賞を受賞したことで話題になっていますね!

カンヌで岸辺の旅が上映されるとスタンディングオベーションが5分以上も続き、地元紙でも絶賛されていることから

この秋に公開される映画の中でも注目が集まっています。

そこで今回は映画公開前に原作小説を読んだので、内容を紹介したいと思います。

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岸辺の旅 原作小説のあらすじ

ある日突然、3年前に失踪した夫の優介が妻の元に帰ってきたところからストーリーが始まる。

妻の瑞希が優介に「おかえりなさい」と声をかけると、

優介はずっと歩いてきたためにここに戻ってくるのに3年もかかってしまったこと、姿を消してすぐに命を絶っていたことなどを瑞希に告げ、

自分がいなくなってからの3年間、瑞希がどのように過ごしていたのかなどを聞く。

そして二人は優介が失踪してから過ごした時間を辿る旅に出ることに。

旅では優介がお世話になった人たちを巡りながら、今までお互いに知っているようで知らなかったことを語り合ったり、優介の秘密を明らかにしながら、

二人は優介が生きていた時以上に濃密な時間を過ごす。

しかし、旅の終わりも近づき二人で過ごせる時間も少なくなっていった・・・

 

次から詳細なネタバレ始めます!!

岸辺の旅 原作小説のネタバレ部分に結末どうなる?

突然夜中に夫の優介が好きだったしらたまが食べたくなった瑞希はキッチンに立っていた。

ふと顔を上げるとそこには3年もの間、理由を告げずに行方をくらましていた優介がそこに佇んでいる。

気づけばおかえりなさいと声をかけていた瑞希。

優介は失踪してからすぐに命を絶ち、その体は既に蟹に喰われているため見つからないなど、大事なことをサラッと言う。

それでも帰ってきた優介は髭や髪の毛も伸びるし汗もかき、身体のぬくもりも感じる。

 

優介が命を絶った理由は病気が理由だったという。

医科大学で歯科の講師をしていた優介はある日突然電話で仕事を辞めたと瑞希に告げた。

自分はもう限界。

その言葉で電話は切れ、それが二人が交わした最後の電話になり、それ以来優介が自宅に戻ることはなかった。

瑞希はその電話で気の利いたことが言えなかった自分をずっと責めていた。

 

死んでからの優介は様々な場所を渡り歩きながら、その土地々々で出会った人の仕事を手伝いながら、長い旅を経て瑞希の元に戻ってきたという。

そして今度は優介が辿ったその長い旅路を、二人で一緒に辿る旅に出ようという。

 

電車やバスを乗り継ぎ、夫が辿った道をそのまま遡っていくが、

その旅路の中で二人は、生きている内に話してこなかったお互いの過去や考えを語り合い、いなくなってからの時間をどう過ごしてきたのか知らせ合っていく。

 

瑞希は優介を探す中で穏やかで柔和だと思っていた夫に愛人がいたことを知る。

瑞希は夫に愛人がいることを知ると、怒りや嫌悪感を感じるのではなく、

優介は生きている、この人と一緒にいるんだと安堵感を覚えた。

瑞希は突然いなくなってしまった優介の居場所をただただ知りたい、会いたいと願っていた。

しかし愛人の朋子も優介の失踪については何も知らなかった。

朋子はぬか喜びした分落胆する。

 

優介の父親は優介が幼い頃に家族を捨て家を出ていっていた。

優介はそんな父親をずっと憎んでいたが、それを瑞希に吐き出すことは出来なかったし、したくないと考えていた。

衛生士として勤務していた朋子の親子関係も複雑で、親に確執を抱いているという共通点から、優介は父親への恨みつらみを思う存分、朋子にはぶちまけることが出来たという。

そうして旅をする中で知らなかった夫の側面を知っていく瑞希。

 

二人で辿った旅も終わりが近づいていた。

浜に下り、もっときれいな場所に行こうという優介に、そんなところに行かなくていい 一緒に家に帰ろうと言う瑞希。

優介は静かに瑞希を抱きしめ、水平線に沈んでいく夕日をただただずっと二人並んで眺めていた。

それから二人は近くの安宿に泊まり、優介の希望でたくさんの話をした。

今までに読んだ本の話や登った山の話など、とりとめのないことまでいろいろ話し、

何日も何日もこうやって、なんとなくいろいろな話をして過ごした。

 

ある日突然しらたまを食べたいと言い出した優介に瑞希はしらたまを作り、二人は向かい合って食べていた。

その夜、旅に出てから本当の意味で二人は抱き合う。

翌日、優介がもっときれいな場所があると言った海辺に二人は向かう。

そこで優介がいなくなってから瑞希が書いた写経を燃やすことに。

当初、優介は瑞希に対し燃やさなきゃいけないものがあるでしょと旅に誘ったが、

実はこれは適当に言っていただけで、瑞希の元に戻り二人で旅をした本当の理由は、

きちんと瑞希に謝りたかったためだと告げる。

そんな優介に行かないで欲しいと懇願する瑞希。

しかしここに留まっているのはもう限界だと優介は言う。

 

瑞希は決心し優介のライターで写経の入った封筒に火をつけ、炎が燃える様子を流木に腰掛けた二人はじっと見つめ、

それから熱くて甘いコーヒーを一つのコップで変わるがわる飲んだ。

雲の切れ間からは光の筋が伸び、まるでヤコブの梯子のようだった。

目を覚ます瑞希。

先ほどまで見えていた天に繋がる光の梯子は既に消え、ここにいるのは自分ひとりだと悟る。

瑞希は二人分の荷物を持って歩き始める。

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岸辺の旅を読んだ感想

湯本香樹実さんの作品を読むのはこれが初めてでしたが、この作品は夢のような現実のような不思議な独特の世界観の中でも淡々と物語が進んでいくため読みやすかったです。

死んだはずの夫と、生者の妻が静かに寄り添いながら進んでいく旅は、流れる水の中をユラユラとただただ静かに彷徨っているような感覚を覚えながら、もの哀しさも伝わってきます。

とても静かで切なく、そして優しい物語。

ただ、淡々とした物語の中にユーモラスを感じる部分もあり、切ないながらも時にクスッとさせるエッセンスも盛り込んであって、

ただただ切ないだけの話ではなかったりもして。

 

原作小説は淡々とした詩的な世界観で描かれているので好き嫌いが分かれそうですが、

映画として実写化された作品に関しては映像化されてその世界観が分かりやすくなっているので、もっと見やすく面白くなっていそうです。

カンヌで話題になった作品なので日本でも話題の映画になりそうですが、私も今から映画館に行くのが楽しみです^^

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