『アズミハルコは行方不明』映画化!原作あらすじ結末ネタバレ感想

山内マリコさん原作の『アズミ・ハルコは行方不明』が2016年に蒼井優さん主演で映画化されることが決定しました!

山内マリコさんといえばデビュー作の『ここは退屈迎えに来て』を、加藤ミリヤさん坂井真紀さんらが絶賛したことでも有名な作家さんです。

『ここは退屈迎えに来て』も、『アズミ・ハルコは行方不明』もイマドキの作風なので、どちらかといえば若い子達が好みそうな作品ですが、

ぎりぎりアラサー世代の私もかなりおもしろおかしく読むことが出来ました。

では早速、『アズミ・ハルコは行方不明』のあらすじをお伝えしていきたいと思います!

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山内マリコ『アズミ・ハルコは行方不明』が映画化!原作小説のあらすじ!

小南愛菜は成人式で中学時代の同級生、冨樫ユキオと再会した。

大学を中退して地元に帰ってきたというユキオと愛菜はその後、なんとなく会って遊んだり、

なんとなく身体を重ねたりする関係になっていた。

ユキオへの誕生日プレゼントを買いに新星堂に立ち寄った2人はそこで中学時代に引きこもりだった三橋学と再会する。

それからユキオと学の二人は、実在するドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」に衝撃を受け、

劇中に登場する覆面アーティストのバンクシーに強烈な憧れを抱く。

2人はバンクシーを真似て高速道路の高架下などに見よう見まねでグラフティアートを描き始める。

 

ある日、尋ね人の張り紙を見つけてきたユキオは、この尋ね人”安曇春子”を題材に絵を書こうと学に持ちかけ、

2人は安曇春子の顔とMISSING(行方不明)の文字をグラフティアートに仕上げると、それを街の至るところにペイントしてまわった。

次第にこのことが巷で話題となり、ネット上でも拡散されていくことになる。

28歳で突然失踪してしまった安曇春子は一体どこに消え、なぜ姿を消してしまったのか。

ネタバレ① 少女ギャング団

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」に影響されたユキオと学は次第に二人でつるむようになり、愛菜を放ったらかすように。

怒った愛菜はユキオを待ち伏せし、二人がアーティスト気取りでアズミ・ハルコのグラフィティを至るところにペイントしていることを知ると、すかさずその仲間に入ることを強要。

一方でアズミ・ハルコのグラフィティが世間に浸透していくのと同時期に、少女ギャング団が出没していることがネット上で話題になっていた。

ある日、愛菜は目の前で学が女子高生達にボコボコにされている場面に遭遇する。

ネタバレ② 安曇春子

安曇春子は世間のどこにでもいるような20代後半の地味な女の子。

ようやく念願かなって入社した会社は社員数4人の小さな会社で、

家族経営のワンマン社長や専務は27歳を過ぎた春子を肩たたきするかのようにセクハラ発言三昧。

まだ彼氏は出来ないのか、結婚しないのか、女は若いうちに結婚するべきだ。

 

一緒に働く37歳の吉澤さんも27~28歳の頃には散々社長らに遠まわしに結婚しろと嫌味を言われていたそうだが、

28歳を過ぎた途端に女の賞味期限は切れたとばかりに何も言わなくなったという。

その時、ようやく春子は自分の27歳という年齢を客観的に見ることが出来た。

もう27歳。

あの若かった日々も、もうすぐ終わりを迎えようとしているという現実。

 

ある日、春子は仕事からの帰り道で公園から駆け出してくる数人の女子高生達と遭遇。

女子校生たちのテンションは高く、満面の笑みを浮かべながら颯爽と暗闇に消えていってしまったが、

なんだかそれが気になった春子は公園に足を踏み入れると、そこで若い男が倒れていることに気がつく。

 

「大丈夫ですか?」

男性の顔を覗くと、それは幼馴染の曽我氏だった。

曽我氏を車に乗せた春子は曽我氏の子供の頃の家に送っていき、そこで怪我の手当てをしていると、

曽我氏からは今日会ったこと、見たことを誰にも言うなと口止めをされ、

2人は互いに寂しさを埋めるように身体を重ねた。

それから2人の間で付き合おうという言葉は交わされなかったが、休みが合えば映画やショッピングなどで休日を一緒に過ごすような関係になっていた。

ネタバレ③ 安曇春子が行方不明に

春子の職場の先輩、吉澤さんが寿退社することに決まった。

実は、吉澤さんには長年交際を続けていたアフリカ系フランス人の彼氏がいた。

吉澤さんは結婚して外国に行くために会社を辞めると社長と専務に報告すると、

もう結婚出来ないだろうと勝手に思い込んでいた2人は外国人と結婚するという吉澤さんの言葉に驚き、放心状態になっていた。

 

その後、ホームページの管理をメインに担当していた吉澤さんの後任を探すも、なかなか見つからない日々が続く。

パソコンスキルがない応募者であっても娯楽目的で応募者全員と会おうとする社長。

それに時間を取られ通常業務が出来ない春子は連日サービス残業の日々を送っていた。

雇う気のない女性応募者との連日の面接に、パソコンスキルがあっても男だから(給料をたくさん払わなくてはいけない)という理由で面接前日に断れと言ってくる社長。

泣きたい気持ちを抑えられなくなった春子は曽我氏に電話をかけてみるが、何度かけても繋がらない。

メールをしてもメッセージを入れても返信、折り返しはなかった。

 

一番近いと思っていた人から、一番助けて欲しいと思う瞬間に背を向けられてしまった春子。

家にも帰りたくないし、友達は・・・

春子の頭の中に浮かんだのは、ひとみの結婚式の二次会で久しぶりに再会した同級生の今井さん。

でも、春子は今井さんの連絡先を知らなかった。

 

そして曽我氏と連絡が取れなくなってから1ヶ月。

春子は新しく入った女の子に仕事を教えながら、少しずつ吉澤さんのポジションに落ち着きつつあった。

ある日、たまたま入ったコンビニでゴシップ好きの同級生に会った春子は、そこで意外な事実を知らされる。

「杉崎ひとみがもう不倫しているらしい!」「しかも相手は曽我だって!」

曽我氏とひとみが昼間から堂々とスタバでデートをしている姿が目撃されたのだという。

 

1年半も続いた春子と曽我氏の関係はなんだったのだろうか・・・

28歳になった春子はちょっと買い物に行くと言ったきり、そのまま消えてしまった。

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ネタバレ④ アートフェス

車の窓を叩く音で目を覚ました学は痛む身体を起こし、ようやく車から出たところで窓を叩いていたのが警察だということに気がついた。

また、車の中からスプレー缶が見つかったことで、落書きの件と絡めて事情を聞かれることになってしまった。

ケガは友達とケンカをしただけだと言い張ったため、特にそれ以上詮索されることはなかったが、

落書きの件については住所や名前を聞かれ口頭で注意を受けてしまった。

そしてその翌日から学の元に次々といろいろな話が舞い込むように。

 

まず、新聞社から取材の申し込みが入り、アズミ・ハルコのグラフィティについて聞かれ、

その数日後にはその取材を元に地元新聞の文化面に

「落書き?それともアート?若者たちの今」というテーマでアズミ・ハルコのグラフィティについての記事が載せられた。

その新聞記事はSNSですぐに拡散され、ネット上でもアズミ・ハルコのグラフィティについてのこれまでの経緯がまとめられたページも作られた。

 

それからしばらくすると学の元にディレクターの津川という男から

町おこしのためのアートフェスで学にも作品を出品してみないかという依頼がきた。

津川はアズミ・ハルコのグラフィティを見て、アートとしてはイマイチだが、その拡散力に注目し、そのパワーでフェスを盛り上げて欲しいという。

学とユキオは再びタッグを組み、アズミ・ハルコをモチーフにした新たな作品を2つ作り出した。

 

フェスのオープニングイベントは大盛況でテレビニュースや新聞にも掲載されたが、その翌日からはほとんど誰も来なくなり、会場は閑古鳥が鳴いているような状態だった。

ユキオと学は「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」とは全く違う展開に肩を落とし、

2人はそれぞれ別の道を歩むことを決めた。

 

そして、夜中にアート会場に忍び込んだ愛菜が草むらで眠りこけていると、愛菜を覗き込む女性が一人。

その女性は尋ね人の安曇春子で、その傍らには今井さんと一人の女の子がいた。

ネタバレ⑤ 結末

消えたい、いなくなりたいと春子が願ったあの夜、ドラッグストアで偶然今井さんと遭遇した春子。

身も心もボロボロの状態だった春子は、今井さんの姿を見つけると感情を溢れさせてわんわんと泣き出した。

今井さんは離婚後は実家で子供を育てていたが、いろいろあって実家を出たいと考えていた時期だったということもあり、

その場の勢いで3人で暮らしていこうということで話がまとまったため、3人はそのままその場から逃げ出してしまったのだという。

そして、たまたま子供をプールに連れてきたついでに、隣の会場で開催されているアートフェスがどんなものかと見に来たところだったという。

そして今井さんは、行くあてのない愛菜を見て愛菜も一緒に暮らす?と誘った。

ネタバレ⑥ 少女ギャング団の結末

少女ギャング団/普段はお互いの顔も名前も知らない他人同士だが、LINEでやり取りをして釣った男を集団で襲撃する謎の女子校生軍団。

曽我氏も学(ユキオの身代わり)もこの少女ギャング団から襲撃を受けていた。

 

ある日、場末の小さな映画館で女子大生4人組のハチャメチャな春休みを過ごすというアメリカ映画「スプリング・ブレイカーズ」が上映されることになった。

普段は観客が少ない映画館だったが、LINEのグループメールで一気に拡散された情報のおかげかこの日ばかりは女子高生で満席状態だった。

実は、この映画館にいるのは今世間を賑わせている少女ギャング団だった。

情報をつかんだ警察は、少女ギャング団を一斉検挙するために映画館を包囲。

映画が終わって次々に映画館から飛び出してきた女子高生たちに向かって、警察官はおとなしく警察の指示に従うように呼びかけた。

少女ギャング団もこれで終わりか・・・

しかし彼女たちは最後の最後で思いも寄らぬ武器を持ち出した。。

そして、飛び跳ねるようにその場から一斉に逃げ出した少女ギャング団は、それから世間を賑わすことは一度もなかった。

-終わり-

『アズミハルコは行方不明』を読んでの感想

地方都市に住む、高校生や10代後半~20代、30代のリアルなオンナの日常や感情が綴られた作品です。

20歳の愛菜・ユキオ・学の3人のやりとりに、20代後半の春子の失踪、この2つの物語が絡み合い、

そこに少女ギャング団やアートフェスなどの話も絡んで、最終的にこういう風に物語が繋がるのね・・・

と、作者の構成力に感心させられたりもしました。

 

寂しさを埋める術を知らない愛菜の姿や、近いという理由だけでなんとなくその男のことを本気で好きになってしまう春子の姿に共感しながら、

私の場合はこんな頃もあったなぁとしみじみしていましたが、

時にビシッバシッと刺さるフレーズがあったりして、

愛菜や春子と同じ世代の10代、20代女子の中にはグサグサ刺さる人も少なくないのではないかと思います。

 

映画は安曇春子が消える前、消えた後この二つの時間軸を交差しながら物語が進み、

春子が失踪すると、突然街中に春子の行方不明をもじった落書きが拡散されていくというストーリー展開になっているそうなので、

映画では安曇春子が主軸に物語が描かれていくようです^^

映画で安曇春子を演じるのは蒼井優さん。

アラサーの鬱屈した想いを演じるには持って来いのキャストなので、映画化が楽しみな作品ですね^^

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